石川県金沢市内にある9階建て複合施設の屋上(1,150m2)を防水改修させて頂きました。
建物が比較的高層だったのと、立地条件としても屋上での風圧をたくさん受ける事が予想された為、今回は防水改修仕様の選択に気を遣いました。
事前に取付アンカー引抜き強度試験を実施。
10,000N程度の強度が出る事を確認し、下地コンクリートの状態確認や使用アンカーを選定。
慎重に検討を重ねた結果、今回の防水改修仕様は、耐風圧性にも特に優れた高耐久高強度シート、Sikaplan(シーカプラン)塩化ビニル樹脂系シート防水システムを採用。
世界で活躍するスイスSika社製のシートです。
Sikaの塩ビシートは50年以上の歴史があり、厳しい品質管理体制の下で高耐久・高品質にこだわり世界で4億m2という累計施工実績のある防水システムです。
防水材料の荷揚げ ↓
70tレッカーを使用して屋上に防水材料を荷揚げ。
ディスク板の取付 ↓
Sikaplanのディスク板は周囲にカール加工をしてある等、塩ビ鋼板も含めて形状にこだわる事で独自の高強度・高剛性設計がされています。
既設が断熱防水層だったので沈み込み防止の為、スペーサーを2枚挟んで取付ました。
取付アンカーも通常より太く長い引抜強度の強い物を使用。
塩ビシートの貼り込み ↓
Sikaplanの高耐久シートはポリエステルクロスを積層しているので、汎用するガラスクロス積層タイプと比べ約1.4倍の強度を実現する高強度の補強複合タイプシートです。
ディスク板との融着 ↓
Sikaplan専用のIW自動加熱システム。
従来の人の感覚に頼っていた部分を自動で行ってくれます。
1.装置がシート表面温度を毎回測定し瞬時に加熱時間に自動変換。
2.検知ライトの誘導によりIWディスクのセンターを検知すると自動で加熱が開始される。
人が考えない、人の感覚に頼らない誘導加熱システムにより施工品質のばらつきを抑制します。
着工前 ↓ (既設 改質アスファルト露出断熱防水)
完 成 ↓ (新設 高耐久高強度シート、Sikaplan(シーカプラン)塩化ビニル樹脂系シート防水システム)
着工前 ↓ (既設 改質アスファルト露出断熱防水)
完 成 ↓ (新設 高耐久高強度シート、Sikaplan(シーカプラン)塩化ビニル樹脂系シート防水システム)
着工前 ↓ (既設 改質アスファルト露出断熱防水)
完 成 ↓ (新設 高耐久高強度シート、Sikaplan(シーカプラン)塩化ビニル樹脂系シート防水システム)
砂漠から極寒地域のまでの気温と、例えばヒョウ、竜巻や豪雪等の世界各地域の気候・気象条件への対応を要求され続けてきたSikaグループのシート防水システム。
世界中さまざまな屋根を守ってきた防水システムです。
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