昨年からの計画により、この度着工となりました石川県小松市内にある病院のバルコニー防水改修工事を施工させて頂きました。
着工前 ↓ (既設 加硫ゴム系シート防水)
完成 ↓ (新設 ウレタン塗膜防水 新環境対応型)
バルコニーに施されている加硫ゴム系シート防水が経年劣化し雨漏りの原因となっていました。
入院患者の方がいらっしゃる病室横のバルコニーの為、施工環境に配慮した防水仕様(ディックプルーフィング(株) DPワンガード・ゼロST 新環境対応工法)を提案させて頂きました。
既設シート防水層の雨水が浸入している部分や浮いている部分を撤去し・・・ ↓
下地を高圧洗浄にて清掃した後に、プライマーの工程。
今回は、臭気の強い溶剤タイプでは無く、水性エポキシ系の溶剤を含まないプライマーを使用 ↓
脱気絶縁工法とする為、既設の加硫ゴム系シート防水層と接着性に優れる非加硫ゴム系の脱気絶縁シート(dp TVJシート)を貼り付け ↓
立上り面には、立上り専用の(dp TVJシートW)を貼り付けました 。
ウレタン塗膜防水材は、新環境基準のDPワンガード・ゼロSTを使用。
※特徴
1.トルエンやキシレン等の溶剤を含まない。
2.特定化学物質を一切配合していない。
3.シックハウス症候群を引き起こす原因とされる物質を含まない。
4.F☆☆☆☆を取得しています。
上記に記載した新環境基準のウレタン塗膜防水材を2層に分けて塗布 ↓
ウレタン塗膜防水材(2層目)を塗布 ↓
仕上げにトップコートを塗布 ↓
トップコートも溶剤を含まない脱TXタイプのDトップECOを使用。
完 成 ↓
着工前 ↓
完 成 ↓
着工前 ↓
完 成 ↓
入院されている方がいらっしゃる病室の横での防水工事作業という事で、作業時に騒音や臭気が少ない防水仕様のご提案をさせて頂きました。
また、取扱いの際に法律により障害予防規則が適用されてしまう、特定化学物質を一切配合していない人に優しい安全なウレタン塗膜防水材料を使用した防水工法を選択する事で、入院患者の方々や病院関係者の方々の負担を軽減した防水施工が出来たと思っています。
これからも環境に優しい防水工事を心掛けていきたいと思います。
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