10月より着工しておりました金沢市内総合病院の屋上防水改修工事が完工しました。
防水材料の荷揚げ ↓
今回は、高強度補強複合タイプシートの塩化ビニル系シート防水、ディックプルーフィング製 シーカプランを採用。
まずは既設アスファルト露出防水の上にSPLマット(絶縁シート)を敷設 ↓
SPLマット(絶縁シート)敷設の上に、剛性を高めたシート固定部材のIWディスクやSPL塩ビ鋼板の取付。
太平洋側の防水工事屋さんには驚かれるのですが、北陸地方の防水工事屋は雨天でも出来る作業は雨合羽を着てでも防水工事作業を進めています・・・
ハンマードリルでの穴開け ↓
掘削穴の切粉をエアーコンプレッサーのエアーで取り除き、専用アンカーで鋼板を取付けます ↓
続いて、強度と耐久性にこだわった高耐久シート「シーカプランG」の貼り込み ↓
予め取り付けたシート固定部材のIWディスクとの融着は、IW自動加熱システム機によりシート裏面とIWディスクを融着固定していきます ↓
IW自動加熱システムは、従来、人の感覚に頼っていた部分を自動で行ってくれます。
1. 装置がシート表面温度を毎回測定し、瞬時に加熱時間を設定。
2. 検知ライトの誘導により、加熱ホルダーがIWディスクのセンターを検知すると自動で加熱が開始されます。
IW自動加熱システムの作業動画 ↓
寒暖の差が激しい北陸地方では、同じ現場でも部位によってシート表面の温度が異なることが多いです。部位ごとに加熱時間を設定することは難しいですが、このIW自動加熱システムは毎回表面温度を計測して加熱時間が自動で設定される為、加熱不足や加熱過剰になるケースを防ぐ事が出来ます。
また、IWディスクのセンターを検知後、加熱が自動で始まる為、ディスク盤の端まで十分に加熱され、片寄りによる外側の加熱不足(接着不良)となりにくいシステムとなっています。
完 成 ↓
着工前 ↓
完 成 ↓
着工前 ↓
完 成 ↓
まだまだ工事に取り掛かれない現場もあり、お待ち頂いてるお客様には大変申し訳なく思っております。
引き続き、事故など起きない様に気を付けながら、精一杯努力し現場の施工を進めていきたいと思います。