6月より着工しておりました 『野々市市スポーツランド屋根防水改修工事』 が8月30日無事に完工致しました。
着工前 ↓
(※ ドローン飛行に関する航空局及び施設管理者様の許可を得ています。)
完 成 ↓
着工前 ↓ (既設 アスファルト露出断熱防水)
完 成 ↓ (塩化ビニル系シート防水 断熱機械固定工法)
着工前 ↓ (既設 アスファルト露出断熱防水)
完 成 ↓ (塩化ビニル系シート防水 断熱機械固定工法)
着工前 ↓ (既設 アスファルト露出断熱防水)
完 成 ↓ (塩化ビニル系シート防水 断熱機械固定工法)
工事状況・・・
建物新築時に施工されていたアスファルト露出断熱防水は経年劣化で亀裂破断が生じている状態でした。
まずは既設のアスファルト露出断熱防水層の撤去からスタート。
表面のアスファルト露出防水層をめくり・・・
続いてアスファルト露出防水層の下に貼り付けてある硬質ウレタンフォーム断熱材の撤去を・・・
断熱材の撤去後に下地のケレン掛け清掃や高圧水洗浄などで下地を綺麗に・・・
当現場の設計では下地床コンクリートスラブのひび割れ部にエポキシ樹脂注入を施す事になっていましたので
床のひび割れ部分を探しワイヤーブラシやエアーダスターを使用しながら、ひび割れ部分の清掃を実施。
ひび割れの幅が狭い箇所もあったので、今回は自動式低圧エポキシ樹脂注入工法にてエポキシ樹脂を注入する事にしました。
ひび割れ部分に注入用の圧力タンクのプラグを取付け、仮止めシール材にてひび割れ部分を塞ぎます。
専用ポンプにてエポキシ樹脂を低粘度タイプから中粘度、高粘度タイプへとタンク内の様子を見ながら順次注入していきます。
圧力タンク内の圧縮された空気により、低圧でゆっくりとひび割れ部内にエポキシ樹脂が注入されていく工法です。
ひび割れの総延長長さ166.3m部分すべてにエポキシ樹脂を注入しました。
その他、水溜り箇所の不陸調整や欠損部の樹脂モルタル補修を施し・・・
ようやく新設の塩ビシート防水工事に着手。
新設の塩ビシート防水は耐風圧性能に特に優れた補強複合高耐久タイプのシート、シーカプランGを使用しました。
IWディスク取付ピッチに合わせてカットされた特注寸法の硬質ウレタンフォーム断熱材を敷設し、IWディスクを引抜き強度の強いアンカーにて固定。
続いて、塩ビシート防水層の貼り込み
先に取り付けてあるIWディスク部分を塩ビシートと融着固定させる為に、シート表面から下のIWディスクを加熱させる機械を当て、シート裏面とディスク盤を融着固定させます。
このIW自動加熱システムは、自動でディスク盤のセンター位置を検知し瞬時にシート表面温度を測定し、加熱時間を自動設定する「人の感覚に頼らない」装置です。
完 成 ↓
梅雨に入ろうかという時期からスタートした工事で、梅雨の雨天日や梅雨明け後の夏場の大変暑い日々の作業となりましたが、無事に作業員も熱中症など無く完工出来たのが嬉しくホッとしています。
工事にご協力頂きました関係者の方々、誠に有難うございました。