昨年の秋頃より防水工事作業を担当させて頂き進めておりました、かほく市内の老人施設新築工事がこの程無事に竣工され建設会社さまより御施主さまに引き渡しされました。
建物航空写真 (※ ドローン飛行に関して航空局及び建設会社様の許可を得ています。)
屋上(2,840m2)の塩ビシート防水は、海が近く風の強い立地でしたので、今回は耐風圧性能に特に優れた補強複合高耐久タイプのシート、シーカプランを採用しました。
下地と塩ビシート層を絶縁する事が目的の絶縁シート(SPLマット)を敷き込み ↓
塩ビシートを固定する為のディスク板(IWディスク)を取付け・・・
(IWディスク固定用のアンカーは耐風圧性能を高める為に他のメーカーよりも太く、更に強度を高める為にドリル掘削穴もエアーコンプレッサーによる掘削粉の除去が必須となっています。)
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塩ビシート(シーカプランG)を敷き込み、ジョイントなどを溶融着していきます。
先行して取付けたディスク板(IWディスク)とは専用のIW自動加熱システムにより融着固定。
電磁誘導を利用して塩ビシート下のディスク板を加熱し融着させるシステムです。
立上り部分も塩ビシート(シーカプランG)を貼り込み防水層を形成していきます。
屋上の塩ビシート防水(シーカプラン)完成です。 ↓
続いて、入居者さんが出入り出来るスペース(1,011m2)などには防水上に防滑性ビニル床シートを増し貼りして歩行用仕様に。
屋上には塩ビシート防水の上にウッド調の防滑性ビニル床シート(ビュージスタ マルチ ハードウッド)を貼りました。
2階・3階のバルコニー部分にはウレタン塗膜防水にて防水層を形成し、その上から磁器タイル調の防滑性ビニル床シート(ビュージスタ グラン ブロック)を増し貼りしました。 ↓
その他の担当させて頂いた防水工事として、光庭にはアスファルト保護防水を、浴室内にはアスファルト室内防水などをそれぞれ施工しております。
防水工事を弊社に任せて頂いた建設会社さまには、長期の作業で大変お世話になりました。
関係各位の方々、大変お世話になり有難うございました。