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社長ブログ

5月より着工しておりました、金沢市営住宅の屋上防水改修工事がこの程無事に完工しました。

着工前 (既設 アスファルト露出防水)

完 成 (塩化ビニル系シート防水 t=1.5 S-M2工法)
着工前 (既設 アスファルト露出防水)

完 成 (塩化ビニル系シート防水 t=1.5 S-M2工法)
事前の下地処理として、既設アスファルト露出防水のふくれた箇所を切開しトーチバーナーで炙り戻し平滑な状態に補修します。
切開した切り口に雨水が入らないようにゴムアスファルト系シーリング材を充填
レッカー車で塩ビシート防水材料を荷揚げし・・・
既設アスファルト露出防水の上に絶縁マットを敷き込み、塩ビシートを固定する為の塩ビ積層鋼板類の取付。平面部分はディスク状の塩ビ積層鋼板を取付けていきます。
ディスク板の取付け間隔ですが、金沢市仕様は450ミリ×450ミリ間隔という細かな取付けピッチの仕様になっています。
金沢市仕様の450ミリ間隔に合わせて弊社が2010年に商品企画して作成した、名付けて『いいねマット』。墨出し作業の手間を大幅に省力化でき、正確な寸法での取付けにより品質向上にも役立ってると思います。
塩ビシート防水層の貼り込み。先に取り付けたディスク板の表面の積層された塩ビ樹脂とシート裏面の塩ビ層を溶かして溶着固定していきます。
塩ビシートジョイント部などは熱風溶接機も併用しながら塩ビ樹脂を溶かし溶融着していきます。
立上りなど液溶着しにくい場所のディスク板との溶融着は、電磁誘導加熱の原理を使ったディスクヒーターを使用してシートの上からIH加熱の要領でディスク板を熱して融着固定します。
一時的に取外してあったアルミ笠木金物を復旧して、防水改修工事の完成です。工事にご協力頂きました入居者の方々、関係者の方々、どうもありがとうございました。

石川県での令和4年度前期 防水施工技能検定実技試験が6月30日・7月1日の2日間開催され、今回も検定員を務めてきました。

↑ ウレタンゴム系塗膜防水工事作業
↑ FRP防水工事作業
↑ 改質アスファルトシート常温粘着工法防水工事作業

今回は、ウレタンゴム系塗膜防水工事作業、FRP防水工事作業、改質アスファルトシート常温粘着工法防水工事作業の3作業の実技試験を実施し、1級・2級合わせて22名の方が受験されました。

受験者の皆様、暑い中大変お疲れ様でした。