12月より着工しておりました県営住宅の屋上防水改修工事(1,103m2)が完工いたしました。
アスベスト対策の法規制が改正され強化された訳ですが、石綿含有建材調査者講習や石綿作業主任者技能講習を受けても危険性の高いレベル1や2の内容ばかりで、防水施工店が関係するレベル3の建材についての講習内容があまり無く、今回の様な塩ビシート防水施工時のドリル掘削作業程度では、どの程度の作業方法や廃棄物処分方法が必要になってくるのかが未だ手探り状態です。
ドリル掘削時の粉じんは収集する事なく飛散防止対策として湿潤養生さえ行えば良い。
粉じんはほぼ下地コンクリート掘削の粉じんなので石綿含有建材として廃棄物処分までしなくても良い。
など、聞く人によって様々な意見があるのが現状で正解がイマイチ分かりません。
防水材料メーカーも法律の内容ばかりで、実際の具体的な作業方法までは今のところ曖昧な表現に留まっています。
出来れば、全国防水工事業協会や合成高分子ルーフィング工業会などの業界団体の方で、石綿含有建材防水層の上から塩化ビニル系シート防水改修する際の作業指針マニュアルなど作成してもらえると有難いのですが・・・
何はともあれ、冬場の施工で積雪による中断も度々ありましたが、何とか工期内に無事に安全に完工出来てホッとしています。
住宅にお住まいの入居者の方々には騒音等でご迷惑をお掛けしました。
工事にご協力頂き誠にありがとうございました。