8月より公共入札工事の元請けとして請負い着工しておりました、金沢市研修施設の改修工事(防水改修958㎡、外壁改修987㎡、その他石工事)がこの程完工いたしました。
屋上や下屋根、玄関屋根、室外機置場などは塩ビシート防水にて防水改修を実施し、外壁は目地シーリングの打替え、ひび割れ部の補修などを行った後、塗装工事を実施しました。
外壁の塗装材は新築時に使用されていた物と同じ、「断熱セラミック ガイナ」にて塗装改修を実施。
施工しておいてこんな事を言うのはなんですけど・・・
「ガイナ」は日本の宇宙ロケット技術を応用してJAXAとの共同研究から生み出されたという商品らしいのですが・・・、塗るだけで断熱って・・・正直私はどれくらいの断熱効果があるのか、断熱材の性能を表す熱伝導率の数値も不明ですし断熱材などと比べると極端に薄いあの塗装塗膜の厚みのみで断熱効果まであるとは到底思えないのですが・・・すごく不思議な材料ですね・・・
塗装材では一般的に高反射塗料(遮熱塗料)と言われる物はたくさんあります。高反射塗料もふく射熱の発生を抑える効果があり、日射反射率の数値で比較する事が出来ます。
こちらの話であれば納得がいくのですが、どうも断熱塗料と言い切れてしまっているところが私は個人的に不思議でなりません。
決して商品を否定している訳では無く、私の勉強不足で製品の性能が謎なだけなのですが。。。
防水工事で言えば厚みのある断熱材で建物を断熱し、断熱材の上の防水層表面に高反射塗料を塗布し、省エネ効果や防水層の寿命の安定などを図ったりしています。
断熱と遮熱の定義をそれぞれ説明しろと言われても難しくて分からないのですが・・・
ブツブツ独り言を書いてしまいました。すみません。
工事の際には作業音などで中で研修されている方々や施設関係者の方々、近隣の皆様にご不便ご迷惑をお掛けしました。
何とか天候が悪くなる前に工期内に無事に安全に完工する事が出来てホッとしています。
ご協力有難うございました。