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社長ブログ

12月より着工しておりました県営住宅の屋上防水改修工事(1,103m2)が完工いたしました。

県営住宅 外観
着工前 (既設 塩化ビニル系シート防水)
完 成 (塩化ビニル系シート防水 t=1.5㎜ S-M2工法)
着工前 (既設 塩化ビニル系シート防水)
完 成 (塩化ビニル系シート防水 t=1.5㎜ S-M2工法)
既設の塩ビシート防水層の浮いている部分やシワになっている不良箇所を部分撤去し下地調整
絶縁マットを敷き込みながら塩シート層を固定する為のディスク板をアンカーにて取付。
こちらの建物は塩ビシート防水層の更に下に施工してある新築時のアスファルト露出断熱防水材にアスベスト(飛散の危険性が一番低い レベル3 石綿含有建材)が含まれていた為、近年アスベスト対策の規制が強化された石綿障害予防規則や大気汚染防止法施行規則に基づいて作業する必要がありました。
保護ゴーグル・区分3の防塵マスクを装着してドリル掘削時には粉じんが飛散しないよう噴霧器で散水湿潤養生しながらのドリル掘削。
HEPAフィルター付き掃除機で吸引
せっかく湿潤状態で掘削しても乾いてくると飛散する事になってしまうので、HEPAフィルター付きの掃除機で粉じんを集じんして集積。(小さな穴の掘削なので石綿含有建材の粉じんというよりも、ほとんどがコンクリート躯体の粉じんになりますが。)
掃除機にHEPAフィルターを装着
集積した粉じんを凝固剤と共にアスベスト廃棄物専用の袋に入れ、他の廃棄物と区別
アスベスト含有産業廃棄物を自社運搬で処分場に運搬
普段委託している産業廃棄物処分の会社はアスベスト含有建材の処分が出来ない為、処分が出来る処分会社と処理委託契約を結び処分してもらう事に。
少量なので運搬は元請けである弊社が自社運搬。排出事業者自らが運搬する場合は収集運搬業許可は不要なんです・・・
塩ビシート防水層の貼り込み(ディスク板との溶融着固定)
完 成 (塩化ビニル系シート防水 t=1.5㎜ S-M2工法)

アスベスト対策の法規制が改正され強化された訳ですが、石綿含有建材調査者講習や石綿作業主任者技能講習を受けても危険性の高いレベル1や2の内容ばかりで、防水施工店が関係するレベル3の建材についての講習内容があまり無く、今回の様な塩ビシート防水施工時のドリル掘削作業程度では、どの程度の作業方法や廃棄物処分方法が必要になってくるのかが未だ手探り状態です。

ドリル掘削時の粉じんは収集する事なく飛散防止対策として湿潤養生さえ行えば良い。
粉じんはほぼ下地コンクリート掘削の粉じんなので石綿含有建材として廃棄物処分までしなくても良い。
など、聞く人によって様々な意見があるのが現状で正解がイマイチ分かりません。
防水材料メーカーも法律の内容ばかりで、実際の具体的な作業方法までは今のところ曖昧な表現に留まっています。

出来れば、全国防水工事業協会や合成高分子ルーフィング工業会などの業界団体の方で、石綿含有建材防水層の上から塩化ビニル系シート防水改修する際の作業指針マニュアルなど作成してもらえると有難いのですが・・・

何はともあれ、冬場の施工で積雪による中断も度々ありましたが、何とか工期内に無事に安全に完工出来てホッとしています。
住宅にお住まいの入居者の方々には騒音等でご迷惑をお掛けしました。
工事にご協力頂き誠にありがとうございました。

石川県での令和4年度後期 防水施工技能検定実技試験が先週1月11日・12日の2日間開催され、今回も検定員を務めてきました。

↑ アスファルト防水工事作業
↑ 改質アスファルトシート トーチ工法防水工事作業
↑ 塩化ビニル系シート防水工事作業

今回は、受験者数減少による隔年での実施となってしまったアスファルト防水工事作業を始め、改質アスファルトシート トーチ工法防水工事作業、塩化ビニル系シート防水工事作業の3作業の実技試験が実施され、1級・2級合わせて15名の方が受験されました。

受験者の皆様、大変お疲れ様でした。

8月より公共入札工事の元請けとして請負い着工しておりました、金沢市研修施設の改修工事(防水改修958㎡、外壁改修987㎡、その他石工事)がこの程完工いたしました。

着工前 屋上 (既設 アスファルト露出防水)
完成 屋上 (新設 塩化ビニル系シート防水 t=1.5 S-M2工法)
着工前 屋上 (既設 アスファルト露出防水)
完成 屋上 (新設 塩化ビニル系シート防水 t=1.5 S-M2工法)
着工前 室外機置場 (既設 アスファルト保護防水 コンクリート仕上げ)
完成 室外機置場 (新設 塩化ビニル系シート防水t=1.5+防滑ビニル床シート貼り仕上げ)
屋上 (塩化ビニル系シート防水 作業中)
屋上 (塩化ビニル系シート防水 作業中)
屋上 (塩化ビニル系シート防水 作業中)
室外機置場 (防滑性ビニル床シート増し貼り 作業中)
室外機置場 (防滑性ビニル床シート増し貼り 作業中)

屋上や下屋根、玄関屋根、室外機置場などは塩ビシート防水にて防水改修を実施し、外壁は目地シーリングの打替え、ひび割れ部の補修などを行った後、塗装工事を実施しました。

着工前 外壁
完成 外壁(シーリング・塗装改修工事)

外壁の塗装材は新築時に使用されていた物と同じ、「断熱セラミック ガイナ」にて塗装改修を実施。

施工しておいてこんな事を言うのはなんですけど・・・

「ガイナ」は日本の宇宙ロケット技術を応用してJAXAとの共同研究から生み出されたという商品らしいのですが・・・、塗るだけで断熱って・・・正直私はどれくらいの断熱効果があるのか、断熱材の性能を表す熱伝導率の数値も不明ですし断熱材などと比べると極端に薄いあの塗装塗膜の厚みのみで断熱効果まであるとは到底思えないのですが・・・すごく不思議な材料ですね・・・

塗装材では一般的に高反射塗料(遮熱塗料)と言われる物はたくさんあります。高反射塗料もふく射熱の発生を抑える効果があり、日射反射率の数値で比較する事が出来ます。

こちらの話であれば納得がいくのですが、どうも断熱塗料と言い切れてしまっているところが私は個人的に不思議でなりません。

決して商品を否定している訳では無く、私の勉強不足で製品の性能が謎なだけなのですが。。。

防水工事で言えば厚みのある断熱材で建物を断熱し、断熱材の上の防水層表面に高反射塗料を塗布し、省エネ効果や防水層の寿命の安定などを図ったりしています。

断熱と遮熱の定義をそれぞれ説明しろと言われても難しくて分からないのですが・・・

ブツブツ独り言を書いてしまいました。すみません。

工事の際には作業音などで中で研修されている方々や施設関係者の方々、近隣の皆様にご不便ご迷惑をお掛けしました。

何とか天候が悪くなる前に工期内に無事に安全に完工する事が出来てホッとしています。

ご協力有難うございました。

7月より着工しておりました、病院1階建て部分屋上(1,194m2)の防水改修工事が完工しました。

着工前 (既設 アスファルト露出防水)

完 成 (塩化ビニル系シート防水 シーカプラン 15G-IW工法)
着工前 (既設 アスファルト露出防水)

完 成 (塩化ビニル系シート防水 シーカプラン 15G-IW工法)

施工状況 ↓

既設アスファルト露出防水の上に絶縁マットを敷き込み、塩ビシートを固定する為のIWディスク板を取付
塩ビシートの中でも補強複合タイプに分類される高耐久の塩ビシート(シーカプランG)を敷き込み
塩ビシートの上から下のIWディスク板と融着固定する為、IW自動加熱システムにてIWディスク板を誘導加熱し塩ビシートと融着固定。
IW自動加熱システムはシート表面の温度を毎回測定し瞬時に加熱時間を自動変換してくれます。
また、検知ライトの誘導によって加熱ホルダーがIWディスク板のセンターを検知し自動で加熱をスタートしてくれる優れものです。
完 成 (塩化ビニル系シート防水 シーカプラン 15G-IW工法)

弊社で取り扱っている塩ビシート防水の材料メーカーは3社ありますが、それぞれに特徴や優れている点などに若干の違いがあります。
建物の状況や施工環境などによってお施主様にとっても我々工事店の施工性においてもメリットが出るよう選択し提案しています。

梅雨時期の施工ではありましたが、雨漏りが発生している箇所を事前にお聞きして先行して塩ビシートを貼り込んでいく事で雨漏り被害を最小限に抑える事が出来たと思っています。

病院内の患者さま及びスタッフの方々には、工事期間中何かとご協力頂きまして有難うございました。

2月・3月の工期で施工しておりました石川県内 公共住宅屋上防水改修工事の工事状況です。

着工前(既設 塩化ビニル系シート防水)

完 成(新設 塩化ビニル系シート防水)

既設の防水層は、新築時のアスファルト露出防水の上に2回防水改修されたと思われる塩化ビニル系シート防水が2層重なっていました。

その2度目の塩化ビニル系シート防水も施工されてからかなりの年数が経っている様子で、破断してきている箇所を部分的に補修している箇所が何箇所も点在していました。

新設の塩化ビニル系シート防水に影響がありそうな部分の既設防水層を撤去
新たに塩化ビニル系シート防水にて防水改修
着工前(既設 塩化ビニル系シート防水)

完 成(新設 塩化ビニル系シート防水)

天候が不安定な時期の施工で少々苦労しましたが、無事に工期内に完工する事が出来ました。

4月・5月と天候も安定し防水日和な日が続いております。

引き続き梅雨入りまでに予定されている工事を安全に進めていきたいと思います。

長年お世話になっております建設会社さまより、「こまつドーム生涯学習センター改修工事」における防水工事を弊社にて担当させて頂きました。

掲載許可を頂きましたので遠慮なく投稿させていただきます。ありがとうございます。

着工前

完 成 (塩化ビニル系シート防水 S-M2工法 シールドマット仕様)

施工状況 ↓

既設の塩化ビニル系シート防水層表面が経年による劣化が進行していた為に、塩ビシート防水の改修仕様にはシールドマットを保護絶縁マットとして貼り付ける工法が採用されました。
既設防水層表面を高圧水洗浄にて下地清掃
既設塩ビシート防水の表面にシールドマット200を専用接着剤にて貼り付けます。

シールドマット200は特殊加工による引き裂き強度に優れた絶縁保護マットで、既設塩ビシートが硬化破断などにより突起物となる事がありますが、その際に新設の塩ビシート防水層を傷つけたりしないようしっかりと保護絶縁する効果があります。

貼り付けたシールドマット200の上からは通常の塩化ビニル系シート防水 機械的固定工法と同じ施工方法です。

新規の塩ビシート防水層を固定する為のディスク板をアンカーにて下地コンクリートに固定していきます。

ディスク板取付状況
立上り面には塩ビシート防水層を固定する為の表面に塩ビ樹脂を積層した鋼板をアンカーで取り付けしていきます。
取り付けたディスク板や立上り面の塩ビ積層鋼板の表面の塩ビとシート裏の塩ビを溶かしながら溶融着して、シートを貼り込んでいきます。
塩ビシートの重ね部分も塩ビ樹脂を溶着剤や熱風により溶かしながら接合していきます。
シート重ね部分や防水端部などをシーリングして塩ビシート防水層の完成です。
着工前

完成 (塩化ビニル系シート防水 S-M2工法 シールドマット仕様)

ドローン飛行による撮影も航空局ほか関係各位に許可を頂いて撮影させていただいてます。

昨年より各所の他職の改修担当業者の方々と並行して工事を進めてきました。

元請け建設会社さまをはじめ、関係の方々には大変お世話になりました。

ありがとうございました。

先週の9日(水)・10日(木)の2日間は、建築物石綿含有建材調査者になる為の講習会に弊社より2名で受講しに行って来ました。

2022年4月1日以降に着工する建築物の改修工事を対象として、施工業者(元請け事業者)は請負金額税込み100万円以上の改修工事で石綿含有有無の事前調査結果を労働基準監督署に報告することが義務づけられます。

報告は、環境省が所管する大気汚染防止法に基づいて、地方公共団体にも行う必要があります。

この事前調査と報告は、厚生労働大臣が定める講習を修了した者に行わせることが義務という事もあって、こちらの講習会は毎回すぐに定員いっぱいになっている状況でした。

講習会の申し込みはFAX先順だった為に、申し込み開始日の夜中0時より、話し中の連続の中にFAX送信を繰り返し頑張り、ようやく申し込みが出来た貴重な講習会でした。

防水材料では過去のほんの一部の材料に飛散しにくい状態で石綿が混練され含有している材料が少しありました。

今回の改正後の規制では、石綿が無い場合でも建物を改修工事する場合には講習修了者が報告しなければならないという事で、改修工事にはリフォーム、修繕、塗装や外壁補修等の一部の研磨や穴あけを伴うものも含むそうです。

一部の穴あけだけでも対象となるとしたら防水改修工事も含まれてしまうという解釈になるのでしょうが・・・

今のところ、業界としては報告義務の話は拡がっていますが、未だ調査者講習までを受講される人は少なかったり、防水改修工事の場合に具体的にどこまでの事が求められるのかの詳細については認識不足な点が多い状況です。

弊社としては取り急ぎ石綿が無い場合でも報告義務が行える態勢だけは取っておくべきと考え受講してきました。

修了試験の合否結果は10日ほど掛かるとの事で、まずは無事に合格していなければ・・・

昨年末より弊社HPのブログ機能に不具合が生じブログ投稿が出来ずに滞っておりました。
申し訳ございません。
ようやく復旧してブログを書く事が出来るようになりました。

昨年9月着工~12月完成で工事を進めておりました能美市内 保育園の屋上防水改修工事(1,630㎡)の工事状況です。

着工前 (既設 塩化ビニル系シート防水 S-M2工法)

完 成 (新設 塩化ビニル系シート防水 S-M2工法 探傷工法)


施工中 ↓
今回の防水仕様は、防水完成後に塩ビシートの上から探傷試験機を使用して高電圧をかけ、放電現象から漏水位置が特定できる探傷工法(探傷検査システム仕様)が採用されていました。

放電されるように塩ビシート下にはアルミ箔付きの導電性マットを敷設しディスク板の取付。
(これが眩しくて夏場にこの上に居ると、こんがり焼かれてしまいます。)

アルミ箔付き導電性マットの敷設とディスク板の取付
塩ビシート防水層の敷き込み
ディスク板との溶着固定
塩ビシート重ね部の熱風溶接機による融着



着工前 (既設 塩化ビニル系シート防水 S-M2工法)

完 成 (新設 塩化ビニル系シート防水 S-M2工法 探傷工法)



久しぶりのブログ投稿になってしまいました。

遅ればせながら、本年も変わらぬご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。

入札工事で落札し8月末より着工しておりました、金沢市内 保育所の屋上防水改修工事が完工しました。

着工前 (既設 塩化ビニル系シート防水) ↓

完 成 (新設 塩化ビニル系シート防水 S-M2工法) ↓

着工前 (既設 塩化ビニル系シート防水) ↓

完 成 (新設 塩化ビニル系シート防水 S-M2工法) ↓

施工中 ↓

一部、機械室屋根部分の折板屋根も錆びて穴が開いてる状況でしたので、折板屋根の葺き替え板金工事も協力業者さんに施してもらいました。

着工前 ↓ (折板屋根)

完 成 ↓ (折板屋根 次世代ガルバリウム鋼板)

施工中は毎日汗ばむ暑い中での作業でしたが、完成の頃には一気に寒くなりました。

近年はちょうど良い気候の時期という期間が短い気がしますよね。

これから年末に向けて、県内の防水工事の同業者さんは当社も含めてかなり現場が重複して忙しい様子です。

これから11月の天候もが非常に心配になりますが、引き続き安全に気を付けて作業を進めていこうと思います。

9年程前に知り合いの社長様よりご紹介頂いて住宅の屋上を防水改修させて頂いたお客様より久しぶりにご連絡を頂き、雨漏りで困ってらっしゃる方がいるから診てやって欲しいと連絡を頂きました。

防水層診断の結果、新築時よりの経年によって防水層全体に寿命が来ていた為、この度防水改修工事をさせて頂きました。

3階建ての屋上は出入りが出来るようにアルミフェンスで囲われていた為、アルミフェンスの移動をしながらの防水施工を・・・ ↓

着工前 ↓ (既設 加硫ゴム系シート防水 アスファルト保護板仕上げ)

完 成 ↓ (塩化ビニル系シート防水 厚2.0mm 機械的固定工法)

着工前 ↓ (ペントハウス外壁 ALC下地 塗装面、タイル貼り面)

完 成 ↓ (塗装面 ウレタン系塗膜防水、タイル面 透明外壁防水材)

着工前 ↓ (既設 加硫ゴム系シート防水 アスファルト保護板仕上げ)

完 成 ↓ (塩化ビニル系シート防水 厚2.0mm 機械的固定工法)

知り合いの社長さんのご紹介               

9年前にご自宅の防水改修工事をさせて頂いたお客様               

今回雨漏りでお困りだったお客様

今回はこのご紹介の連鎖が私にとってすごく嬉しく、仕事のやりがいが感じられた仕事でもありました。
9年前でも覚えて頂いててご紹介までして頂けるとは本当に感激です。

今回雨漏りでお困りだったお客さんもこれで安心だわと喜んで頂けました。


本当にどうもありがとうございました。